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執筆者の写真日比 アキコ

シルクのちから その1

旅先のジモ泉(地元の人が入る温泉をこう言うらしい)で


「洗顔にどうぞ」と白い布を頂きました。

絹の端切れ
頂いたシルクの端切れ

長襦袢だったのでしょうか?


しなやかな絹の端切れ。


石けんの泡を含ませて顔や身体を擦ると、


泡立ちも良いし、とても良い気持ちです。


しかも入浴後はお肌がつるっとしなやかな感じ。


旅行中の日焼けとケア不足で荒れたお肌が嘘のようでびっくりしました。




絹は人間の肌の成分に近いタンパク質からできているので人の肌になじみやすく、


シルクをまとうだけで自然にお肌がしっとりうるおい、角質層のキメも整うのだそうです。



かつて着物を身にまとっていた人たちが皆「美しい肌」をしていたかどうか、


確認するすべはありませんが、


シルクは今、化粧品や食品として注目されています。




糸の元である繭は、中の蚕を守るため、


湿度や温度を一定に快適に保ったり、


紫外線や菌から守ったり、劣化を防いだり(抗酸化)する


ありがた~い力を持っています。


しかもその成分に人への毒性はなく、炎症(アレルギー)を起こす要因もない。


さらに調べると…


・消化吸収を遅らせて血糖値上昇やコルステロール(増えすぎると動脈硬化の危険性)の吸収を抑える成分が含まれる。


・不足しがちなミネラルの吸収を高める効果がある。


・美肌成分を増やす作用がある。


などなど…


繭に守られた~い!!


まさに現代社会の救世主のようですね。


つづく


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