こんにちは。
キレイと健康はイコール。
姿勢美人を目指せ!
入間市の"ヨガウィング&整体シルク"の日比アキコです。
「背中が張って辛い!」
というお客様、多いです。
背中といっても範囲が広いのですが、
だいたい"まんなか"あたり、肩甲骨下角から腰椎1~2番あたりで起きる張り、痛みがあると
「背中が張る」「背中が痛い」「背中が苦しい」という方が多いようです。
さて、どうして痛いのか?というと
簡単に言えば"姿勢"が問題なのですが、
おもに次のような筋肉の疲労が関係しています。
・腕と関係した筋肉(肩や肩甲骨からつながっている)
・腰と関係した筋肉(骨盤や股関節からつながっている)
・肋骨と関係した筋肉
・背骨を支える筋肉
これらの筋肉の片方の付け根が、ちょうど背中の"まんなか"あたりに集中しています。
実は背中って、上図のように何層も筋肉が重なっているのです。
ヨガのお教室で、腕の体操をすると「背中が温かくなる」と皆さん言われますが、そのとおり!
肩甲骨からちゃんと腕を動かしていると、肩甲骨から背骨につながった筋肉が動き、背中が温かく感じるのです。
図は腕を挙げたときに動く筋肉の一部です。
一部だけでもこんなに広範囲!
でも大体の方が、日常の動きで、つい使いやすい前側の筋肉を使ってしまいます。
そうすると猫背の形、背中が丸まって、肩甲骨が外に広がり、
腕も前に(肩が巻く)なり、背骨側の筋肉がずっと緊張状態に。
"引き戻したいけど戻せな~い!"と、休むに休めない過労状態になって、張ったり、痛くなったりするのです。
きちんと背中側の筋肉を使っていれば、背中側を引き寄せる力ができ、
肩甲骨を正しい位置にとどめておくことができますが、
前側ばかり使っていると背中側の力がなくなり、肩甲骨が広がりやすくなるのです。
だからヨガ教室では背中側の筋肉を鍛えるため、背中を意識しながらの腕を使う練習をしているのです。
また、例えば、
膝が痛い人も背中が張ります。(そんなことない、と言う方も、施術をすると痛いことに気がつきます。体は、何カ所も痛いとしんどくなるので、気を使ってくれているのです。)
膝の痛みは股関節の位置の狂い(下がったり外に動く)から生じるのですが、
股関節(大転子)とつながった筋肉が、骨盤を内側からも外側からも引っ張ることになります。
簡単に言えば、腰を引き下げられ、結果腰が丸まる、すなわち姿勢が悪くなるのです。
背骨から骨盤からつながった筋肉が"これ以上下がらないように!"と頑張って、過労状態に。
結果、背中がつらくなるのです。
だいたい、背中を丸めた格好をするだけでも背中が疲れてきますよね?
背骨を支える筋肉にとって、この背を丸める形は上下から引っ張られて力学的にきついのです。
こうして、いろいろなことが原因で背中が張るのです。
さて、
頑張っている筋肉を緩めてあげれば楽になるけれど、
頑張っている「原因」を解決してあげないと、何も変わらないことはおわかりですか?
そこをほぐしてしまっては、筋肉が"休んでいる場合じゃない!もっと頑張らねば!"とさらに硬くなってしまうのです。
楽になっても繰り返す痛み…は、これが原因。
きっちり原因を見極めて、その原因を解決することが大切なのです。
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